珍味ここだけの話

コラム

11月23日は珍味の日!

◇珍味の日とは
11月23日は「珍味の日」です。
語呂合わせで「いい(11)つまみ(23)」と読みます。

カレンダー上では祝日「勤労感謝の日」として国民の休日のこの日が、なぜ「珍味の日」なのでしょうか。

◇由来
一見まったく違うように見える「勤労感謝の日」と「珍味の日」ですが、
実はふたつとも、古くからの「新嘗祭」(にいなめさい、しんじょうさい)という宮中の祭事に由来します。

そもそも「新嘗祭」とは
「天皇が新穀を天神地祇に供え、みずからもそれを食す祭儀。古くは陰暦十一月中の卯の日、明治六年(1873)以降は十一月二十三日と定めて祭日としたが、昭和二十三年(1948)からは「勤労感謝の日」となり、国民の祝日となっている。」(「大辞泉」1995年第一版第一刷)とのこと。

また全珍連のHPにはこのように記載されています。
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11月23日は珍味の日
テーマは感謝です。
命の糧である恵みに感謝をする祭事には、古くから伊勢神宮で10月15日~25日に行なわれる「神嘗祭」と11月23日に行なわれる「新嘗祭」があります。
どちらも新米の御飯、御餅をはじめ、さまざまな神饌(山海の珍味)をお供えしますが、違いは、神嘗祭は「神に供える」、新嘗祭は「神を祀り、自らも食す」ことです。
戦後は、新嘗祭が「勤労感謝の日」として国民の休日となり、「命の糧を神さまからいただくための勤労を尊び感謝しあうこと」に由来しています。
全珍連は、恵みに感謝するとともに、食していただく消費者に感謝する意味から新嘗祭にあたる11月23日を珍味の日に制定し、それに相応しい事業を展開することにより、より多くの皆様に珍味のすばらしさやおいしさをお伝えしてまいります。
(全国珍味商工業協同組合連合会HP「珍味の日」より) 
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〝いにしえ“より行われていた祭事のなかで、神様へ珍味がお供えされていました。

私達が良く使う「珍味」、実はとても歴史が古いのです。

前出の辞書にも
「珍しい味。めったには味わえない、変わったうまい食物。山海の珍味、珍味佳肴(かこう)」(「大辞泉」同上)
などと記載があります。

弊社としては、かつて「珍重なる味覚のもの」こと、
とっても貴重な、一般人は滅多に食べることのできなかった食品だったのではないかと理解しています。

昔からの貴重な食べ物、それが珍味です。

近年の地球温暖化に伴う海水温の上昇などで、獲れる魚も変わってきて、イカや魚介類などもますます貴重になってきています。

そのため、この貴重になってきた「珍味」という存在を、改めてもっと多くの方に知っていただければと思っています。

また、この「日本ならでは」の食文化を次の時代にもずっと残していけるよう、もっと多くの珍味を知っていただけるよう、皆様の目に触れる機会を広げるべく、日々、鋭意、商品のご提案をしていけたらと思っております。

いいつまみの日こと、珍味の日。
これを機会にぜひ覚えていただけると幸いです。

命の糧である恵みに感謝。
 
(全国珍味商工業協同組合連合会にていただいた資料) 

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